年報2020 年報2020
publish : 2020-12-31
last update : 2023-01-25
2020年の締めくくりがどうとかでもなく、単に日報が続かなかった戒め的なやつ。書いてたら途中で全部消えたので縮小版。
2019年3月に録音したwindandwindows/フルフォニーが8月にようやくリリース。
https://www.hasunumaphil.com/fullphony/
後8月末にアルヴィン・ルシエのオマージュのパフォーマンスをやった。今年唯一の演奏活動。
Max上で音をip越しに送るエクスターナルオブジェクト。3月ぐらいからずーーっっと開発していて、ゼロから非同期マルチスレッドプログラミングを組み立てていたので、安定させるまでに死ぬほど苦労したけど、最終的に丸一日放置していても落ちない程度に安定して、無事現場でも働いてくれた。
本日NovoNotesブランドから発売されましたマルチチャンネルパンナー/アンビソニック/バイノーラルプロセッサー"3DX"のDSP部分中心に開発に関わりまして、ゴリゴリコードを書きました。22.2chもいけるぞ https://t.co/f0vDHupEAN pic.twitter.com/3uYVzqdYW8
— Tomoya Matsuura 松浦知也 (@tomoya_nonymous) December 20, 2020
空間音響処理のプラグイン開発。初めてまともなチーム開発というのをやって、スピード感が一人でやるのと違いすぎてびっくりした。
https://github.com/mimium-org/mimium
ディレイが使えるようになったり、だいぶ安定してきた。これが本業なのでこれを頑張っている。
梅田哲也さんの作品のために作ったデバイスを作り直した。このために3Dプリンタを買ったり、仕事として初めて基板の発注をしたりした。ソフトウェアばっかりやってたので頭の体操として大変よかった。
堀尾さんに頼まれて技術サーベイ。割とこういう仕事向いてるなと思った。daisyはこのあと買ったけどあまり触れていないのでもっと色々やりたい。
前期は非常勤講師をやった。
他、SFCのx-music研究会でゲストとして喋ったり、TAをやってる授業の中で自分のことを話したりした。今後こういう機会増えていくのかなあ。
基本的に自己肯定感がどん底もいいところなので結構頑張って気持ちを切り替えないと始まる前とか終わった後に気持ちが泥のようになってしまう。
通らなかった理由は明白で、将来的な可能性どうこうは置いといてmimiumが実用的な制作ツールとは程遠いから。ニッチな分野であればあるほどアプリケーションがきちんと見えないと伝えようがないのは実感。
そのためにまずは自分でmimium使った作品を作ろうという方針になったので、やっている。でも最低限ステレオの処理はできて欲しいので実装を進めているが、年内に終われなかった。
正直、来年で博士を終わらせるのは現実的ではない気はするけど、とっとと卒業したい気持ちもあるので困る。
今年はもうこれが全部
どうせ博士をやるなら1年とかでは終わらない時間を掛けないと出来ないものをやりたいと言うことで音楽プログラミング言語作りはじめたけど、(当初の予定の)折り返し地点すぎての感想は「時間かかるな〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」です
— Tomoya Matsuura 松浦知也 (@tomoya_nonymous) October 6, 2020
錯視コンテストで石川さんと連名で出したものが入賞した。
というわけで、全然専門外だったのですが第12回錯視・錯聴コンテストで石川さん(@kamone)と共同で投稿した作品が入賞しました。私は石川さんがTwitterに動画をあげてるのをみて、高FPSにしたら見た目が変わりそうだと思ってGLSLで書き直してみる係をやりました(https://t.co/rKHTQgXaMW)
— Tomoya Matsuura 松浦知也 (@tomoya_nonymous) November 8, 2020
研究実績に全く脈絡のないものを挟み込むのをやってみたかったので嬉しい。
色々焦りを感じていたのがまとまった金が口座に入っていると無くなることがわかった。金は大事だけどなんか癪だ。
そして、余裕ができると別に博士(少なくとも最短修了年限で)取らなくても死ぬわけじゃないしな〜となる。という話を知り合いにすると軒並み「いやいやそこは取れよ」と言われるのだが・・・。もともとズルッと入ってしまった博士だったので、普通にモチベーションの危機。
とりあえずお金は一定額貯まったので、2021年は新規でお仕事は受けない予定です。がんばっていきましょう