https://2018.alternative-act.tokyo
2018年4月14日(土)−15日(日) に、東京は北千住BUoYにて**Alternative Act 1.0 Tech Performance Fes.**というイベントに出演します。また、企画運営にも関わっています。松浦は先日の”FREQ2018 - 21世紀初頭の音と音楽”で披露した自作電子音響楽器"Exidiophone"でのパフォーマンスを行います。
概要
Artists
Tsuyoshi Otabe + Akiyuki Okayasu from BLOCKS modular
and more
Date
2018/04/14 open 17:00 start 17:30 end 21:30
2018/04/15 open 15:00 start 15:30 end 19:30
松浦の出演時間
04/14 20:25~20:50
04/15 18:25~18:50
Ticket
1日通し券2500円(当日500円増し)
リピート割(2日目に前日のチケットをお持ちいただくと1000円バック)
パフォーマンス
Solo Performance with Exidiophone
自作電子音響楽器“Exidiophone”を用いたサウンドパフォーマンス。
Exidiophoneはスピーカーからマイクロフォンに届いた音が再びスピーカーへフィードバックされる、ハウリングという現象を逆転的に楽器の主要素として扱うものである。
Idiophoneとは体鳴楽器という、ザックスによる楽器の分類法の一つで、ドラムのような膜鳴楽器やピアノのような弦鳴楽器ではなく、シンバルやマリンバのように「物それ自体が鳴る」という意味から来た名前である。
スピーカーとはSpeaker、つまり喋る人のことで、人の代わりに大きな声を出したり、録音された声を喋ることで情報を再生するものとして作られている。マイクロフォンはMicro=小さなphone=音、つまり小さな音を拾い上げて拡大する、もともとの聴診器などでの役割からきた言葉だ。
仮にスピーカーやマイクが今ある音、音楽を全て再生/録音できるとして、それらの領域を塗りつぶしてなおスピーカーとマイクでしか出せない音の領域が残っているはずだ。それは記録/再生でない「スピーカー/マイクそれ自身が鳴らす音」であり、「物それ自体が鳴る」Idiophoneの概念を、そして既存の電子楽器の考え方をも拡張するものだ。
実際の基本構造はデジタル信号処理で実際の楽器を模倣する物理モデリング合成のいち手法、ウェーブガイド合成をベースにしながらも、実際に何か他の楽器を真似るわけではなく、さらに信号処理は全てアナログで行われる。デジタルの時代を前提とした上で現れるもう一つの電子楽器の可能性を追求する。